今回は、現在進行中の北斗星をまた一時中断して
室内灯の自作についての続きをUPします。
前回、市販のアクリル板をカットして室内灯の導光板を
自作したところで終わってしまいました・・・。
各方面の方々に興味を持って頂きましたので、
導光板の自作を実車にて照度及びムラについて検証してみました。
今回の検証では、KATOの室内灯の導光板(既製品)を
ベンチマークとし、前回、試作した導光板を比較します。
写真の上が自作した導光板、下がKATOの室内灯の導光板です。
この検証に用いた車輌はKATOのM'102です。
103系は通勤型車輌ですので、車内がガランとして
照度やムラが判り易いということで、この車輌を選択しました。
光源は、当鉄道管理局の標準仕様で白色LED(Φ3mm)です。
部屋を暗くして確認します。
電源(パワーパック)はKATOのパワーパックSでフルの状態です。
まずは、以前、室内灯を取付けた状態です。
KATOの導光板にムラ対策を施したモノです。
次にベンチマークとしてKATOの導光板で照度及びムラを確認します。
写真のように導光板を取り付けます。
導光板の屋根側にはアルミテープを貼っただけでムラ対策していません。
これも部屋を暗くして確認します。
何もムラ対策をしていない影響で光源側が非常に明るく、
また導光板への切り込みの影響でムラが発生しています。
室内を見てみると、明るさのムラはハッキリ判ります。
切り込みによるスジが見えます。
そしてアクリル板から自作した導光板を検証してみます。
写真のように導光板を取り付けます。
このアクリル板も導光板の屋根側にアルミテープを貼っただけで
ムラ対策していません。
前回、
目黒のダンボさんからご質問頂きました
切り込みの形状と深さです。
写真では判りにくいかもしれませんが、アクリル板の専用カッターで
10mm間隔で2mmくらいの深さで溝を入れています。
同じように部屋を暗くして確認します。
何もムラ対策をしていない影響で光源側が非常に明るいです。
しかし、導光板への切り込みの影響によるスジが見当たらなく
ムラが少ないように見えます。
室内を見てみると非常に明るいです。
切り込みによるスジは、ほとんど見えません。
この状況であれば、光源側の明るさを抑え、またメンディングテープを
貼り付ければ使用可能を思われます。
また車種によって導光板への切り込みの位置や深さ、形状を自在に
変えられますので非常に便利です。
今後、当鉄道管理局では、以前購入したKATOの室内灯がなくなり次第、
この自作アクリル板の導光板を使っていきます。
あとは通電用のL字金具だけです。
これはt=0.1mmくらいの銅板でも代用可能かも!?